2006年9月2日(土)の日記

最後のチャンスと徳山ダムへ行って来た。
徳山ダムは、岐阜県揖斐川の上流に位置する旧徳山村の住民を離村/廃村して作った巨大ダムで、完成すれば日本一の貯水量になるそうだ。今月の25日から湛水が開始されるそうなので、水の入っていないダム、つまり沈む前の村の姿を見られるのはコレが最後。
徳山村へは今から15年ほど前、岐阜県に住んでいた頃に原付で訪れたことがあって、最後に訪れてから10年以上ぶり。最後に見たときは、町並みは残るもののほとんど人影は無く、既に死んだ村になっていた。今思えば、その当時に既にダンプカーが村内を走り回っていた気もするが、なんせ若かった頃なんであまり覚えていない。

岐阜県に入り、国道303号線を北へと走る。横山ダムを抜けて走っていくと次第に違和感。以前に通った道と明らかに違う。どうやらダム工事に伴って、国道を別ルートに移設したようだ。山間を抜けるうねうね道は、いくつものトンネルを抜けるペースの速い道へと変わったいた。いくつものトンネルを抜けると、目の前に巨大なダムが出現。

ダムには興味が無いのでそのままスルー。写真ではあまり分からないが、さすが日本一となるだけあって今まで見たことも無いように巨大だった。

眼下に見えるこの風景が全てダムに沈む。最後に見たときは町並みが確かにあったが、全く見当たらない。旧徳山小学校の白い建物が見えるぐらい。(写真右手)
県道で村内へ降りていくと、同じように最期の姿を見ようとしてる人達が結構居る。ライダーもそれなりに居て驚いた。中には老夫婦も居たりして、昔にココに住んでいた人だろうか?

民家は全く残っておらず、ほとんどが更地に戻されていた。かつての町並みを思い起こすものを探したら、カーブミラーの裏側でパチンコ屋の看板が見つかった。

商工会の看板も残っていた。木製の電柱が懐かしい。

唯一残る建物は、旧徳山小学校。かつて訪れた際は中に自由に入ることが出来たが、今回は入り口が厳重に閉ざされていて入れなかった。この手の廃墟って必ず落書きされ放題の荒れ放題になるもんだが、最期にオレが見たときはその手の落書きは無く、教室の黒板にたくさんの人達が書いた村への別れのメッセージが記されていた。

橋も水の中へ沈む。


帰り道に寄った道の駅に、在りし日の徳山村のパネル写真展示あったので、今日撮った写真と並べてみた。
ダムってそんなに必要なんだっけ?って複雑な心境。村が沈むってのがどんなものかってのがちょっとだけ分かった気がした。

2006年9月4日(月)の日記

海外出張に行かされるかも(まだ本決まりではない)ってだけでブルーだ。早ければ今週末か来週初めに出発らしいが、目的地がニューヨーク近郊なんだけど、この時期(911)にあの周辺に近寄るのはヒジョーにまずいんじゃないか?
誰が行くか(オレが行くかどうか)は明日決まるらしい。ドキドキするよ。

2006年9月5日(火)の日記

海外出張の指令は今日は無かった・・・

2006年9月6日(水)の日記

先週申請したパスポートが出来上がったんで、15時退社で名古屋駅の旅券センターへ。平日に繁華街ってなんか新鮮だよなー。みんな何やってる人達なんだろーか?

人生初のパスポートだ。中にICチップが埋め込んであるから水濡れ禁止らしい。初めてのパスポートも仕事で取得じゃ気分もイマイチ。費用が全額会社持ちなのはラッキーだけどね。
せっかく名古屋駅まで出てきたんで、ハンズとか物色しつつ、高島屋のデパ地下で買い物。帰宅ラッシュの前に電車で帰還。

今日も渡米指令はなかった。アンダー情報では再来週らしい。

2006年9月9日(土)の日記

明日は鈴鹿サーキットへD1を見に行く予定だったが前売り券は完売、当日券も無いらしく已む無く断念。ホントは前もって前売り券を買っておくつもりだったが、アメリカ出張かもって話が出たもんだから買うに買えず。いつ行かされるか分からんし。
暇つぶしに本屋へ行ったらVIDEO OPTIONを発見。創刊150号らしい。創刊当時はちょくちょく買ってたが、社会人になって車を弄るってことから離れるに全く買ってなくて、超久しぶり。昔はVHSビデオだったが、今はDVDなんだね。織戸とかノムケンとか素人だったころを知ってるぐらいだから、σ(・_・)がどれぐらい古い人間か分かってもらえると思うが。。。 まだドリフトがそれほどメジャーじゃない頃?、ドリコンGPを見に瑞浪モーターランドへ行ったのが今から15年ぐらい前かな? 観客もさほど多くなかったし、結構間近で土屋圭一を見たな。

昔よりスピードも速いし迫力があるが、出場してる車は86、FD、R34、S15とか何故か違和感無く。最近の車だとGC8ぐらい。最近はそーゆー走って楽しい車がが売られてないからかな。

2006年9月10日(日)の日記

あーでもない、こーでもないと、丸1日ずーっと車を弄って過ごした。夕方頃、熱帯地方顔負けなスコール。ただの夕立なんだろうけど、昔はもっと可愛いげのある?降り方だった気がする。まるで台風のようで驚いた。

2006年9月11日(月)の日記

午前
所内会議に出席。最初に5分ほど設計(技術)見解を説明し、残り55分間会議終了までぼけーっと座って傍聴人状態、っつーか蚊帳の外。帰っていいすか?って何度聞こうと思ったか。説明(技術)担当は参考的に呼ばれた感じ。無駄な時間の過ごし方だった。

午後
バスに飛び乗って電車乗り継いで現場まで出張。実機確認2件、現場作業者との会議1件。机に張り付いてるより実際にモノ見たほうが楽しいね。不具合じゃなけりゃって但し書きつきだけどね。

2006年9月13日(水)の日記

雨続きで急に寒くなってきた。紅葉に温泉なんて行きたくなるよ。

2006年9月15日(金)の日記

米国出張がやっと?決まった。今朝出社したら、とっとと海外渡航の伺いを出せよーって言われ、健康診断も受けろよーとか、支度金はいくら要るんだ?だの言われ。どうやら昨晩オレが帰宅後に決まったらしい。
9/20にセントレアから出国、ビジネスクラスで13時間、ボルチモアで二日間仕事し、日本へ帰ってくるのは24日の夕方。なんか慌しそうな感じ。何より技術(設計)はオレだけって大丈夫かいな(笑) いざとなれば身振り手振りって言うか、紙に絵解きでやるしかないな。
ともあれ、初めての海外だで楽しみだ。

2006年9月16日(土)の日記

名古屋駅のJR高島屋までお出かけ。米国出張も本決まりになったことだし、海外渡航用のいろいろを東急ハンズで買い物。なんせ初めての海外だから何が要るんだかよーわからず、海外旅行経験のある嫁にアドバイスを受けつつ。初めての海外出張ってことで会社から支度金が出るし、あんま金額には拘らずで買い物カゴへ放り込む。一番の大物なスーツケースも買ったし、これで大抵のものはそろったはず。
PSPのトークマンがちょっと気になって迷い中。ほんとにピンチの時にあんなもん使ってる余裕は無いだろうな・・・。

2006年9月17日(日)の日記

台風来てるし天気も冴えないので、お買い物へ行ってきた。岐阜県土岐市にある「土岐プレミアム・アウトレット」。特に欲しいものがあったわけじゃないけど、嫁が行きたいようなことを以前から言ってた気もするし。
3連休だし激混みを覚悟していたが、意外に空いてた。靴がぼろぼろになってたので新調。昨日に引き続いて2日連続で買い物でのストレス発散になった。

2006年9月18日(月)の日記

敬老の日で会社は休み。
水曜日から出張でお墓参りに行けないので、一足お先にお彼岸。お墓で手を合わせてきた。昼間はちょっと暑かったが夕方頃からかなり涼しくなってきたし、「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもんだ。

2006年9月19日(火)の日記

何がなんだかよーわかりませんが、明日から米国出張5日間の旅です。初めての海外だ。不安だ。設計(技術)はオレ一人だ。

2006年9月25日(月)の日記

昨日夜に日本へ帰還。
土日休み無しで不貞腐れながら出社したが、時差ぼけで使い物にならず。

2006年9月27日(水)の日記

アメリカから帰ってきて3日目。ボケボケもほとんど解消していつも通りの生活に戻った。緊張しまくりで過ごした5日間が遠い昔話のようだ。

2006年9月28日(木)の日記

明日は有給休暇。3連休だ!

2006年9月29日(金)の日記

明日で廃止になる「桃花台新交通システム」に乗りに行ってきた。ピーチライナーって愛称が付いていて、開業から16年での幕引き。開業前の目論見が甘く、典型的な赤字路線。公的資金投入を続けるか、初乗り料金を600円以上にしないと採算が取れないらしく、廃止が決定した。
自宅から市バスと地下鉄、名鉄電車を乗り継いで、愛知県小牧市まで。ピーチライナーの始発駅は小牧駅。駅改札に到着すると人影はまばら、って言うか閑散。明日でオシマイだから混んでるかと思いきや、平日だからかな?

改札をくぐろうとしたらどっかのテレビ局が取材に来ていて、ちょうどインタビューを受けてる人を発見。危ねぇー、一歩間違えばオレになるところだったよ(;^_^A アセアセ・・・

ホームにあがってしばらく待つと、やってきた4両編成。4両って言っても、1車両がすこぶる小さく(マイクロバスぐらいのサイズ)なんで全長/全幅共にかなり短い。しかし、冴えないデザインの車両だよ。ホームは「ホームドア」付きで、16年前に開業した路線にしては画期的だったかも。

中に入るとこれまた狭い。1by2の座席。車両内はカメラを携える人が結構いるが、いずれも「鉄」ってよりは地元の方々。桃花台ニュータウンって宅地造成に合わせて開業した路線で地元密着型。全7駅の一本道は所要時間15分ほどで全線走破可能。

全線高架を走るので見晴らしはかなりいい。タイヤで走るので勾配も結構きついし、カーブも結構急だったりするんで電車に乗ってるって感じは薄い。

驚いたのは、車両の右側にしかドアが無いってこと。コレって、終点から折り返すときはどうするんだろうか?って思ったら、終点にループ橋があった。そこまでするぐらいなら両側ドアの車両にすりゃいーのに。開業当時はなんか意図があったんだろうな。 せっかくなんで、ちょっと遠回りして犬山経由、名鉄電車で帰った来た。地下鉄、名鉄、JR、新幹線とあっちこっちで電車の写真を撮りまくり、鉄三昧の一日だった。


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